書評:何故あの会社はメディアで紹介されるのか/西江肇司

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 ライブドア「本が好き!」より献本いただいた一冊。ウタゴエでの仕事の一部がいかにして
メディアに取り上げられるかということでしたが、その中で自分なりに学んだ経験と照らし合わせ
ながら読ませていただきました。

 内容としては、「どうやったら話題になるかについてみなが考える意識」や「メディアにあわせた
コンテクストの構想」等、PRにあたって考えるべき内容が合計55の法則という形で書かれております。

 また、形式として本数ページごとに見出しとなるコメントと、数ページの解説、そして、まとめとなる
一文という形式でPRのポイントが書かれており、各単元として読みやすいです。巻末に100個のPR
ケーススタディがあるのも好印象。

 一方、残念な点が2点ほどあります。

 一点目は、読者のターゲットがいまいち不明確なこと。大企業や話題の企業でなければ
正直難しい内容と、ITベンチャー向けの内容、加え一般的な内容が分散して書かれているので、
一つ一つは読みやすい一方で、全体的な視点から見て上手くまとまっているかが微妙な印象を
受けました。これは、ケーススタディのような形で「業種別にこんなことができるんじゃないですか?」
と示すなりでもう少しわかりやすいできたような気がします。
(どちらかというと、こちらは編集者の領域の気がしますが。)

 もう一つは、多分、一番大切だろうと思われる部分については書かれていないんじゃないかと
いう印象を受けたから。そう思ったのは、P75からの法則13の印象が他の法則と違ったからです。

 他の事は具体的に書かれているのに、この法則では、「電話とかで突撃してみたら意外に上手く
いきます」というような体験談しか書かれていないわけです。個人的に、「もうちょいあるのでは?」
と思えてなりません。

 ちなみに、著者の西江さんのBLOGにも以下のように書いてあります。


この度、本を出版することになりました。

12月10日の発売で、

僕のPRノウハウがほぼ9割入った本になります。


残り1割は、企業秘密ですが。

 この1割と私の印象が一致しているかもわかりませんし、書けないのは分かるのですが、
少し残念な気がしました。

 その他、微妙な点があったりしますが、実際、実務に携わっていたり、携わろうとしている人が
ポイントを確認するという形で読むにはいい本かもしれません。


何故あの会社はメディアで紹介されるのか?

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