decchy: 2009年8月アーカイブ

 JDC社については、継続ウォッチ中ですが、また二週間の間に何がなにやらという展開に。

 とりわけ、8月21日に発表された2つのIRのうち借り入れの実行に関するIRがかなりシビれます。

 以下、引用です。

2.借入れの内容
(1)借入先 齊藤勝久(当社代表取締役社長)
東京都荒川区
(2)借入総額 49,850,000 円(銀行送金)
(3)利率 15%(年利)
利息制限法の上限利率であるものの、無担保融資でかつ短期間であり実質負担利息
金は82 万円程度であることから現在の当社の状況を鑑みた場合にやむを得ないと
判断しました。
(4)借入実行日 平成21 年8月21 日
(5)借入方法 上記(1)記載の借入先と平成21 年8月21 日付で金銭消費貸借契約書を締結
(6)借入期間 平成21 年8月21 日から平成21 年9月30 日の40 日間
(7)弁済条件 期日一括返済
(8)担保の有無 なし
(9)その他手数料等 なし

 一番はこの借り入れ利率でしょう。一瞬、社長さんが帝国金融かカウカウファイナンスに見えてしまいました。とはいえ、他にお金を貸してくれる人や、支払いのリスケに応じてくれる取引先がなかったための措置であれば仕方がないところでしょう。

 信託業にかかる3ヶ月間の業務停止命令が解ける約10日後が返済期日であるはずですが、どうやって返済するのか、全く見当がつかいのは私だけでしょうか?(まずはロールさせるんだと思いますが)

 本日、PC向けmixiアプリサービスが開始されました。ざっと見ての印象は、従来のコンテンツ提供者が多数存在し、いきなり充実したコンテンツになっているということ。

 それも、KONAMIやAQインタラクティブのようなゲーム会社からカカクコム、リクルートといった情報屋、そしてYahoo!やエキサイトのようなPCを中心としたポータルサイトの事業者まで多種多様にそろっています。その他にも、サイバードのような従来のケータイ向けのCPや、ロックユーアジアのような日本では後発となる海外のソーシャルアプリケーション事業者までおり、予想以上にメンバーが揃った印象があります。

 ケータイを中心とした課金コンテンツ市場が飽和状態になっている現在において、PFに依存することの小さい(PCでもケータイでも、もちろん、iPhoneでもAndroidでもアクセスできるわけですし、今後mixiに登録することの障壁はさらに低くなるわけですから)mixiアプリに一定の将来性が生まれてくるのではないかと思えてきました。

 さらにいえば、予め資格化された友人のNWが存在しており、ネットワーク効果が働きやすい可能性が高いだろうと思われるのも個人的には評価が高いところです。(現在のモバイルコンテンツ市場において一番障壁が高い初期の集客のための宣伝費用を減少させることができる可能性があるため)

 さすがに今年度の収益においていきなり黒字化するとは思えませんが、将来的にひょっとしたらひょっとするかもしれません。少なくともiPhoneアプリ市場よりは日本国内においては浸透するでしょう。(さらにいえば、FACEBOOKのアプリにはいまいちピンとこなかったんですが、ケータイとPCの壁をうまく乗り越えられそうな点が非常に個人的には興味あるところです。)

 日本語であり日本のユーザ向けに提供されている限りガラパゴスと言われるのかもしれませんが(彼らは海外市場、特に中国をを見据えた動きをしていると思いますが、)健全なガラパゴスは存在して然るべきなんで、今後期待してウォッチしていきたいと思います。

 JDC社ですが、一週間会社のHP見ない間に主要株主の異動、会計監査人の異動と2つのニュースが。

 前者に関しては、関係者の間で動いているだけと思われる以上のことはわかりかねる部分もあるのですが(それにしても社外取締役が株式を売却した先がどこかわからないという表現はどうかとは思いますが)、会計監査人の辞任に関するIRがしびれます。

 以下、プレスリリースからの引用

当社の資金調達の見通しに関する見解の相違から、会計監査人辞任の意向を受けました。当社といたしましては資金調達に関する状況について説明し、両公認会計士との間で協議を続けてまいりましたが、本日までに当社の会計監査継続について最終的な合意が得られませんでした。

 会社にとって一番大事なことは生き続けること、基本的には考えているのですが、ここまでくると何がなにやらという感じがしてきて仕方がありません。そして、なにより上場維持し続けられていることが不思議すぎて仕方がないです。

 王様のブランチを見ていたら、映画ランキングの実に5作が2Dもしくは3Dのアニメ作品だったことに気がつきました。

  • ポケモン(2位)
  • ボルト(4位)
  • NARUTO(5位)
  • サマーウォーズ(7位)
  • エヴァンゲリオン(8位)

 夏休み入りして子供向けが強いという事情もあるけれど、半数がアニメになっているということは、TVを中心としたコンテンツビジネスのあり方を考えるのに面白いと考えてます。

 なぜなら、アニメーションは手塚治の時代から、映像を中心としたコンテンツ自体の収益でリクープされる前提で製作されている点で、通常の映像よりもビジネスモデルとして洗練されているからです。(子供向けならマーチャンダイズ、大人向けならDVDってことです・・・最近お笑いもそこを意識し始めている気がしますが。)

 当然、映画も製作委員会方式で同様に製作されているわけですが、ここにはビジネス上、成功するための、2つのリスクが存在すると考えております。

 一つ目は、ヒットリスク。

 現在の実写映画の興行収入上位を見ると、洋画は大作の続編であることが多く、邦画はテレビ局とタイアップ(さらにいえば、テレビドラマの延長線)しているものがほとんどであるため、大手以外の参入余地がほとんどない状態です。

 例外としては、おくりびとや剣岳(昨年だと、クライマーズ・ハイもか・・・)のような大人にターゲットを絞った作品になるかと思いますが、これも三大配給会社の作品であり、その他の会社が入り込む余地は正直少ないでしょう。(そもそも映画館があくかどうかの「配給リスク」すら存在します)

 そして二つ目は、タレントリスク。「ひとつ屋根の下」の兄弟のうち2人が薬関連で、となると今後の再放送が難しいだろうということが適切な例なのかはさておき、今後より重要視されるであろうアーカイブビジネスとしてのコンテンツ産業を考えると不祥事に影響されるリスクが実写はアニメーションに比して多いと感じています。

 一方、アニメであれば、乱暴な話、そのタレントが演じていたキャラクターの声優を変えてしまうという所が考えられます。

 制作費が実写よりも高いと言う問題はさておき、そういう点でアニメーションがより注目される気がします。(原作はマンガであることが多いことからも、アニメにしやすいものが多いといえるでしょうし。)

Profile

HN:decchy
大手通信会社でエンジニア・営業経験を積んだ後、IT系ベンチャー企業に転職、 営業・企画・PR等を行うマネージャー業務を担当し、 2008年の東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞する等の実績を残す。
現在はプライベートエクイティに転職し、投資業務並びに経営支援、新規事業開発支援業務に従事中。

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