ニュース: 2010年2月アーカイブ
住友商事がJ:COMに対してTOBを発表しました(リンク先は住友商事HP)。公開買付価格は139,500円。本日の終値が92,900円なので、約50%のプレミアムをつけた価格での発表。TOB後の取得株式数は最大で40%。支配力基準でちょうど連結対象にする株式数となる計算。
加え、TOB期間を30営業日と長期間に設定しております。この期間はMBO型のTOBでよく身られる期間ですが、元々複数の取締役を同社に派遣している大株主であるということを踏まえての対応でしょう。
充分なプレミアムがついており、普通に考えれば、KDDIが対抗TOBをしない限りにおいてTOBは成立するでしょう。そして、その場合には、KDDIを上回る持分比率となります。
とりあえずJ:COMとしては賛同表明といったものは出しておりませんが(出す場合は、住友商事関係者は特別利害関係人として外すんでしょうが…)今後、ますますどういった展開になるのか注目です。
リバティーとの契約とTOB規制の3ヶ月ルールを考えると、今回のTOB期間中においてKDDIがTOBをかけることはありえないとは思います。ただ、KDDIにおいても経営にあまり関与出来ないのは意味が無いわけで、規制が外れる5月以降にはなんらかの対応策をとってくるでしょう。(上限を定めないTOBをかけてきたらそれはそれで驚きですが。)
そういうわけで、J:COMに関するせめぎ合いはまだまだ続きそうです。
KDDIがJCOM株式の1/3強取得を断念した模様。
YOMIURI ONLINE:KDDI、JCOMの経営権取得を断念
「経営権取得を断念」という表現が適切かはさておき、やはりTOB規制にひっかかる危険性を回避する方向にいく様子。(前回のブログでいう3の選択肢)
こんなに早く回避するのであればそもそもやらなければいいのにと思ってしまうニュース。
ただ、ちょうど1月の携帯の加入者純増数が発表され、純増数4位と苦戦しているようで、ここに来て勢いのなさが見えてきてしまっているような状況なので、1/3以下だろうと早期に上手く提携出来るようにやっていかなければマズイでしょう。
さて、どうなることやら。