ニュース: 2009年9月アーカイブ

 先日MSワラントによる資本増強を発表し、一段楽したと思われたJDCですが、一転、信託免許の取消が発表されました。

 純資産が1億を下回っていたり、信託財産の流用等、管理体制がまずかったりと危険な状態なのはわかっていましたが、民主党政権が誕生するこのタイミングでこの決定がなされたことには何か特別な事情があるのか深読みしたくなります。

 また、売上げの大半を占める信託事業の免許が取消となったことで、東証から監理銘柄に指定されました。(中心となる事業がなくなるという点で指定されたのは、アーティストハウスHDと同様。)

 同時に出された行政処分のため、12月まで資本増強ができないのはさすがに厳しいでしょう。この一両日がヤマ場となるでしょう。

 JDCを一躍有名にした、映画フラガールでは、没落した炭鉱の代わりに常磐ハワイアンセンターができましたが、JDCは信託事業に代わる何かで復興するのはに厳しいでしょう。映画の権利の行く先が気になります。

 4月に51%の株式がYahoo!に譲渡されたGyaOの株式をフジテレビと日本テレビが出資するようです。

 Yahoo!プレスリリース:株式会社フジテレビジョンおよび日本テレビ放送網株式会社による当社連結子会社である株式会社 GyaO への出資について(PDF)

 このニュースの捕らえ方は非常に難しい。

 一昔前だったら、ネット配信サービスでテレビのコンテンツに配信されるようになる、というようなことが考えられますが、それだったら別に資本提携等必要ないわけで。(そもそも、Yahoo!やGyaOでやる前に、ドガッチでやるべきだと思いますが)

 むしろ、Youtubeやニコニコ動画に対抗する流れを作るために、ある意味で「正当な」動画配信サービスを支援するというのが一義的な意味なのかとは思います。

 ただ、Alexaベース下降傾向にある中で、どこまで対抗馬としての力を持ちうるのは正直疑問視されるところ。

 もうひとつの意味としては、USENのシェアを40%以下にして連結対象から持分法適用に変更するというところがあるかもしれませんが(不採算事業の撤退や人員削減等を行っているUSENにとっては、GyaOが連結対象から外れることはウェルカムなはずなので)、解釈の難しいプレスリリースで、今後の動きに注目したいところです。

 

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HN:decchy
大手通信会社でエンジニア・営業経験を積んだ後、IT系ベンチャー企業に転職、 営業・企画・PR等を行うマネージャー業務を担当し、 2008年の東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞する等の実績を残す。
現在はプライベートエクイティに転職し、投資業務並びに経営支援、新規事業開発支援業務に従事中。

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