コルシカサービスとKindle
活字の電子データ化というところで、最近話題になった物事を。
まずは、エニグモが始めてすぐに中断したコルシカサービス(*1)。
まず、第一印象は、まねきTVのビジネスモデルだけども、実際に雑誌を買ったか、また、それぞれの雑誌からスキャンされているかというところを証明しにくい分アウトではないか、というところ。次に思ったのは、出版社や印刷会社がデジタル化にのりだしている中で、一企業がやる採算性はないだろうというところ。
特に、後者の採算性というところでは、書籍が出来上がる工程を考える時点で明らかに思われました。
出版社や印刷会社は大体において、制作段階でデジタルデータを持っており、許諾次第では簡単に流通できることになるので、合理性の観点からいっても正直、エニグモがやる意味があるとは思えませんでした。
一方で雑誌という観点で、広がることは難しいということもいえると思います。理由は「広告」を必要とするメディアであるから、広告を中抜きしやすい仕組みを作るのはスポンサーの手前難しいという所です。(もっとも、取材協力金をとれるような種類のニッチにささった雑誌もしくは、広告収入がほとんどない雑誌であれば別かと思いますが)
著作権という点でも、ビジネスモデルという意味でも、正直、微妙すぎるでしょう。
*1 参考
「コルシカ」に雑誌協会が抗議 雑誌スキャン・ネット販売は「著作権侵害」
そして、もう一つのKindle。
正直、こちらが成功するかは、わからないというところですが、個人的には朝起きたら日経新聞のデジタルデータが届いていて、さらに関連するニュースや雑誌記事をWeb上から拾ってきてくるという「リアルタイム配信+レコメンデーション機能」が高いレベルで備わっているのであれば、使ってみたいです。むしろ、雑誌のデジタル化にしてもこういった形でPush型で配信してくれれば、雑誌を購入するのよりも多少記事あたりの単価が割高でも使うかもしれません。
資本力と、実際の出版社に対する影響力の違いが大きい所ですが、個人的にはこちらのほうがウマいサービスモデルになる素地があるのではないかと思います。
まずは日本語対応からでしょうが…。
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