2009年9月アーカイブ
9月15日のリリースの時点でほぼ見えていたことではありますが、JDCのMSワラント発行が中止になりました。
前回のブログを書いた9月15日時点では一両日が山場だと思ったのですが、(シルバーウイークの前に民事再生等か破産の申請を行い、連休明けになんらかの説明会を開くと予想してました)前回の代表取締役からの借入金の弁済期限でもある9月30日にも何らかの発表がされると思われます。
根性で引き伸ばし、臨時国会で成立するであろう亀井静香によるモラトリアム法案による恩恵を受けるという展開があれば相当なウルトラCだとは思いますが、さて、どうなることでしょう。
久々にWeb周りの話を。
Twitterの企業アカウントが増える中、mixiボイスがリリースされ、Twitterとの住み分けがどうなるのか考えていたのですが、結論から言うとTwitterはRSSリーダー兼ソーシャルブックマーク(もっといえば「ホッテントリ」的に)になっていくのではないかと勝手に結論付けました。
自分自身のTwitterのフォローリストを見ていると主に以下の3つに分類できます。
- リアルの知り合い
- アルファブロガー的な人
- ニュース/企業関連のアカウント
また、個人的な利用法としてははニュース等の情報をメインにウォッチしつつ、ReTweet(RT)されている話題をその都度追う形が多くなっています。
この利用法は言ってみれば、RSSでニュースを入手し、はてなブックマークのホッテントリ等を通じ話題になっていることを確認するという使い方と似ていると思っております。
その一方で、上記のようなつぶやきがタイムラインの過半を占めるとそれ以外の本来のつぶやきというものが相対的に埋没されていくと考えております。
そうなると、よりプライベートで「情報」になりえない個人的なつぶやきややり取りは別のところで行った方がいいということになり、そこにmixiボイスの付け入る余地があるのかと個人的には思っております。
もっとも使い分けが面倒という理由でmixiボイスは流行らない可能性もかなり高いとは思いますが、少なくともTwitterのソーシャル化の進展は止まらないものと考えております。
先日MSワラントによる資本増強を発表し、一段楽したと思われたJDCですが、一転、信託免許の取消が発表されました。
純資産が1億を下回っていたり、信託財産の流用等、管理体制がまずかったりと危険な状態なのはわかっていましたが、民主党政権が誕生するこのタイミングでこの決定がなされたことには何か特別な事情があるのか深読みしたくなります。
また、売上げの大半を占める信託事業の免許が取消となったことで、東証から監理銘柄に指定されました。(中心となる事業がなくなるという点で指定されたのは、アーティストハウスHDと同様。)
同時に出された行政処分のため、12月まで資本増強ができないのはさすがに厳しいでしょう。この一両日がヤマ場となるでしょう。
JDCを一躍有名にした、映画フラガールでは、没落した炭鉱の代わりに常磐ハワイアンセンターができましたが、JDCは信託事業に代わる何かで復興するのはに厳しいでしょう。映画の権利の行く先が気になります。
JDCがMSワラントによる資本増強の発表をしました。
引受先はGeneration Capital Ltd.。名前を検索してみたところ過去にはアイビーダイワやアイディーユー等の増資の引受実績がある模様。
で、新株予約権の内容はといえば、状況を考えれば仕方がないだろうというような内容です。
むしろ、純資産を考えると割高ともいえる内容ですし、現在の社長の短期借入金を優先株等にDESさせないのかという印象すら受けます。(もちろん、引き受け前に条件変更してロールオーバーさせるのでしょうが)
問題は、前回の増資のように実際に払込がなされるかということ(予定されている総額の半分までしか会社側にコールオプションが存在しておらず、もし後半の払込がない場合、未払い債務の弁済がなされた後の運転資金にも満たない計算になっております。)、それと、引受先が「長期保有を目的としていない」と明言されていること。
特に後者は通常明言するような内容ではないので、どういったファイナンスのストラクチャーが後ろで組まれているか考えてみる必要がありそうです。
ともあれ、9月末に実際に行使された段階で、会社の存続という意味ではひと段落ということになりそうです。
だいぶ遅れてですが、JDC社の第一四半期の決算数字が出たようです。
売上高が45百万円、営業利益で‐214百万円というP/Lはともかく、気になったのはB/Sの方。
1つ目は資金繰。
6月末時点で現預金が307百万円存在しております。一方で、役員からの借入れを8月に約100百万円したということを考えると、8月末時点で、上記合計金額に近い400百万円が減少すると考えられます。
P/Lで見る販売管理費+売上原価の合計は四半期で約200百万円(別途61百万円の売上原価が存在・・・ほぼ固定費?かと思われますが、今回は除外)ということから、8月までに使われる販売管理費は133百万円程度。
一方で、6月末に存在している未払金と預り金の合計は388百万円で、すべてを支払うと上記の金額をまかなう事ができなくなると思われます。
一年以内に返済予定の貸付金の返済(150百万円)があれば、というところですが、引き続き注視が必要でしょう。
もう1つは信託事業を行うだめの純資産(100百万円)が保てるかという所。現在235百万円ですが、次の四半期の赤字でどうなるか、こちらについても注視が必要だと思われます。(増資をしないと彼らの事業計画上も無理だと思われますが)
取り急ぎ次の注目は、役員借入れの返済期日である9月末でしょうが、本当に予想がつきません。
4月に51%の株式がYahoo!に譲渡されたGyaOの株式をフジテレビと日本テレビが出資するようです。
Yahoo!プレスリリース:株式会社フジテレビジョンおよび日本テレビ放送網株式会社による当社連結子会社である株式会社 GyaO への出資について(PDF)
このニュースの捕らえ方は非常に難しい。
一昔前だったら、ネット配信サービスでテレビのコンテンツに配信されるようになる、というようなことが考えられますが、それだったら別に資本提携等必要ないわけで。(そもそも、Yahoo!やGyaOでやる前に、ドガッチでやるべきだと思いますが)
むしろ、Youtubeやニコニコ動画に対抗する流れを作るために、ある意味で「正当な」動画配信サービスを支援するというのが一義的な意味なのかとは思います。
ただ、Alexaベース下降傾向にある中で、どこまで対抗馬としての力を持ちうるのは正直疑問視されるところ。
もうひとつの意味としては、USENのシェアを40%以下にして連結対象から持分法適用に変更するというところがあるかもしれませんが(不採算事業の撤退や人員削減等を行っているUSENにとっては、GyaOが連結対象から外れることはウェルカムなはずなので)、解釈の難しいプレスリリースで、今後の動きに注目したいところです。