読書:「松下幸之助 夢を育てる」/「本田宗一郎 夢を力に」

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 年末からあわただしく過ごしてきたPJが一つの節目を向かえ、時間ができたので少し時間を読書に振り向けることに。

 という所で、「松下幸之助 夢を育てる」「本田宗一郎 夢を力に」の二冊を読了。

 いずれの本も日経新聞に連載されている「私の履歴書」とその後の歩みをベースにした本でしたが、個人的な学習テーマとして、「昭和(戦後)を知る」を設定している身として非常に考えさせられる本でした。

 両名とも戦前生まれで、小僧としての下積みを経、戦後に大きく頭角を現した経営者、しかも技術をベースに持つ経営者であるだけでなく、企業と社会との関わり方を非常に重要視しております。

 この企業と社会とのあり方は就職前に渋沢栄一さんのことを知り、学ぶ中で常に頭の中で考えるようになったテーマだけに、どちらの経営者の考えも受け入れられやすいものでした。

 その中でも個人的には本田宗一郎さんの方がツボにはまりました。

 特に、彼が残した以下の2つの言葉が非常にしみるものでした。

 まず一つ目は、1973年、自身の退陣の挨拶で述べられた言葉。

ホンダとは、夢と若さを持ち、理論と時間とアイデアを尊重する会社だ。

とくに若さとは

困難に立ち向かう意欲

枠にとらわれずに

新しい価値を生む知恵

 そして、もう一つは1962年の言葉。

 現状を正確に判断し、将来の見通しをガッチリと立て、自分のスタミナを適正に配分することが大事だ。そのためには学問も必要だろうし、豊かな見識もいるだろう。経験の知恵も必要だ。勇気も決断力も、そして忍耐力もなくてはならない。

 これらに目を向けず、むやみと先を急ぐことが『若さ』でもなければ、未来に生きる姿勢でもないと思う。

 歴史は、現代を支え、未来を組み立てる。歴史を否定して、現在は理解できないのだ。未来の方向に正しく向くには、歴史を背景に持たなければならない。

 技術者として、経営者として、そして人としてのバランス感覚と洞察の深さを感じさせられる言葉だとしみじみと考えさせられると同時に、本田さんを経営面で支えた藤沢武夫さんについても学んでみたくなりました。

 ちょうど、プレジデントの2009.2.2号の「勝ち残る人が読む本 落ちる人の本」で紹介された本を何冊か注文(一部はAmazonのウィッシュリストに登録)したばかりですが、何冊か彼らに関する本を追加で読んでみようと思います。(プレジデントで気になった本については別エントリーで記すこととします。・・・古巣の社長が紹介した本は注文しませんでしたが。)

 

        

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HN:decchy
大手通信会社でエンジニア・営業経験を積んだ後、IT系ベンチャー企業に転職、 営業・企画・PR等を行うマネージャー業務を担当し、 2008年の東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞する等の実績を残す。
現在はプライベートエクイティに転職し、投資業務並びに経営支援、新規事業開発支援業務に従事中。

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