大企業とベンチャー企業の比較

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 クレイジーワークス総裁日記の以下のエントリーを見て少し思ったことを。

就職活動をする人に送る、独断と偏見と経験による超大企業と超未上場ベンチャー企業の違い

 大企業もベンチャー企業も、そしてベンチャー企業に投資する側も経験している立場から見てもかなり頷ける部分がありました。その上で、何点か。

 まず、書かれていない大企業の特徴として

  • 教育制度が充実しているため社会人としての基礎知識、教養は自然と身につきます。

 ということがあると考えてます。ベンチャー企業にいようとも仕事上大企業とお付き合いする機会はかなりあるので、このスキルが見につくことは大きいメリットです。どうしてもOJTがメインとなるベンチャー企業では意外に身につかないスキルです。

 もう一つ大企業で言えるとすると

  • 社内だけでも大勢の人間に出会うので、物事への対処法の引き出しが増えます。

 ということがあると思います。ベンチャーに比べ悪い点でもあるのですが、大企業の意思決定プロセスは利害関係を含め複雑になっています。その中で、様々な部署とやりあって対処法の引き出しを増やすと、物事の段取り力が間違いなくあがります。

 一方のベンチャー企業ですが、こちらについては、一点の反対意見があります。

  • びっくりするくらい、ものすごく簡単にあなたの会社がつぶれるということは「ない」です。

 これはベンチャー投資に携わって実感したことです。理由はシンプルで、そもそもお金を貸してもらえないから。ネッベンチャーのような固定資産を必要とせず、大きな借り入れをしてしないベンチャーは、資金が尽きてきたら人を減らして、自宅のマンションとかにでもサーバをうつすなりをして固定費を極小化してしまえば(加え、多少の銀行借入については元本返済についてはリスケ交渉を粘り強く行うというのもあるでしょう)、会社が機能しなくなることはあっても「つぶれる」ことはほぼありません。もちろん、初期投資のために多額の借り入れをしているような場合は上記にはあてはまりません。ベンチャー投資サイドから相当数の資金繰りが苦しく、投資できそうにない企業を見てきましたが、驚くくらいなんとか生き残っているものです。

 

 最後に結論として言えるのは、それぞれの立場を経験しておくことは意味があるということ。特にベンチャー企業サイドに立ったときに大企業にいた利点がわかります。武道の型ではないですが、形式的なやり方を知っている人間がショートカットを覚えることはできても、逆は難しいでしょう。

追記(2009.1.8 23:00)

 トラックバックを受け、元エントリーが

  • びっくりするくらい、ものすごく簡単にあなたの会社がジリ貧になったりします。

 に変わってました。言いえて妙だなあと思わず頷いてしまわざるを得ませんでした。改めて面白い人だなあと感心。

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HN:decchy
大手通信会社でエンジニア・営業経験を積んだ後、IT系ベンチャー企業に転職、 営業・企画・PR等を行うマネージャー業務を担当し、 2008年の東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞する等の実績を残す。
現在はプライベートエクイティに転職し、投資業務並びに経営支援、新規事業開発支援業務に従事中。

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