書評:勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸/石野純也

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 先日のDocomoとGoogleの提携によって期になっていることがあります。それは公式サイトのビジネス規模がどのようになるか。単純に考えると、公式サイトの淘汰が始まり、各ジャンルごとに上位数社に集約されていくと思っています。インターネットの世界と違いロングテール化はせず、一極集中になっていくというのは少し皮肉な話だなあと思いますが。むしろ、そういった点ではGoogleというよりはAmazon的なEコマース市場の集中かもしれませんが。

 それでは、公式サイトをメインに行っている企業はどのようにすればいいのかということを少し考えました。単純にサイトのM&Aによる資源の集中やSEO対策というものもあると思いますが、個人的には、(1)携帯電話のハードウェアの機能を生かす(2)ユーザの手元にあるという特徴を生かすということが肝だと思っております。

 この点に関しては、「モバゲータウンがすごい理由」の著者、石野さんが書いている「勝手サイト」の本が参考になると思っています。

 本書では、「モバゲー」や「ゴルゴンゾーラ」におけるコラボレーションキャンペーンに加え、「顔ちぇき!」や「おてつだいネットワークス」のカメラやGPSを生かしたビジネスが取り上げられております。(顔ちぇきに関しては前者のコラボレーションでも取り上げられております)

 個人的には、「はなワザ」においては、意識的にコラボレーション企画を立ち上げたりはしていたのですが、ハードウェアの特徴を意識的に使っているわけではなかったので、この部分で考えさせられる所がありました。

 おさいふケータイの特徴を生かした「ぐるなびタッチ」もそうですが、今後は上手くケータイのハードウェアを使って新しいサービスを生み出していくのが、この1・2年のモバイルのトレンドになるのではないかと思いました。

 もっとも、今回の提携(やフィルタリングサービス)と同様、携帯電話のキャリアの移行に左右されてしまいそうなのがビジネスとしての難点ではありそうですが…それでも注目には値すると思っております。

 ちなみに本書はその他、動画に関するトレンドものっており、ポストYoutubeでどうなるかわかりませんが、それまでの前提知識として読んでおいて損はないと思っております。

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HN:decchy
大手通信会社でエンジニア・営業経験を積んだ後、IT系ベンチャー企業に転職、 営業・企画・PR等を行うマネージャー業務を担当し、 2008年の東京インタラクティブ・アド・アワードに入賞する等の実績を残す。
現在はプライベートエクイティに転職し、投資業務並びに経営支援、新規事業開発支援業務に従事中。

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